【号外】行く前に読んでほしい！ファンタジースプリングス旅行記

ふたり旅行記では通常、海外ディズニーやユニバの情報をお届けしていますが、この記事ではバケーションパッケージで楽しんだファンタジースプリングスについて、「行く前にぜひ読んでほしいトピックス」をまとめています！

ファンタジースプリングスとは

まずは、ファンタジースプリングス（以下「FS」）について、ご存じの方も多いかと思いますが、要点だけ簡単にまとめていきます。

この部分はレポではない一般的な情報なので、不要な方は飛ばしてください！

• 場所：東京ディズニーシー内
• オープン日：2024年6月6日グランドオープン（バックグラウンドストーリー的には、もともとその場所にあった秘境（泉）で、このたび晴れてみんなが入れるようになった、というような解釈が一般的。）
• FS内にあるもの：ピーターパン、アナと雪の女王、塔の上のラプンツェルをテーマにしたアトラクション計4つ及びレストラン、FSホテル、ギフトショップ
• 入り口：以下の3つ
  • 東京ディズニーシー内の「FSエントリーウェイ」（レイジングスピリッツと、ジャスミンのフライングカーペットの間）
  • FSホテル宿泊者限定の「FSエントランス」
  • FSホテル“グランドシャトー”宿泊者限定の「グランドシャトー・ゲートウェイ」
• 誰でもFSに入れる？：いいえ。現状、以下を満たしている人しか入れません。（数年後などには、状況によって自由に出入りできるようになるかもしれませんが…。）
  1. 東京ディズニーシーのパークチケット（※）を持っていて、かつ以下のどれかを満たしている人。
     • FSホテルの宿泊者（チェックイン日、もしくはチェックアウト日どちらもOK）
     • FS内のアトラクションについて発行されている「スタンバイパス」を取得できた人
     • FS内のアトラクションについて発行されている「ディズニー・プレミアアクセス（DPA）」を取得（＝購入）できた人
  2. バケーションパッケージで、FS入場確約が付いているプランを選択している人。

（※）FSホテル宿泊者は、“FSマジック”（＝シーのチケット＋FSのアトラクション何度でも乗り放題パスのセット）という無敵チケットを購入することができるので、“FSマジック”を購入するのであれば、シーのチケットを別途購入する必要はありません。

ファンタジースプリングスを楽しんだ1泊2日の旅程紹介

ここから、FSを存分に楽しんだレポをご紹介していくのですが、まずは「ふたり旅行記の旅程」をご紹介することで、全体像をつかんでいただけますと幸いです。

利用したバケーションパッケージの内容

ふたり旅行記は今回、【ファンタジースプリングス入場保証】エンターテイメントを楽しむ2DAYSというバケーションパッケージを利用しました。プランには、以下がついて大人2名合計259,000円（1名129,500円）です。（正式な名称ではないものもありますので、ご了承ください。）

【ファンタジースプリングス入場保証】エンターテイメントを楽しむ2DAYSに含まれていたコンテンツ

• 初日のディズニーランドパークチケット、2日目のFSマジック（＝ディズニーシーチケット＋FSアトラクション無限パス）
• FSホテルファンタジーシャトー宿泊、朝食もFSホテルレストラン（空きがなければ違うホテル、レストランを選択せざるを得ないこともあります）
• バケパ限定グッズ
• 2日間パーク内の対象ドリンク飲み放題のフリードリンク券（FSでも使える）
• ディズニーランドのアトラクション2つすぐ乗れる券（スペースマウンテン（事前予約）と、バズ（当日選択）に乗りました）
• ディズニーシーのアトラクション1つすぐ乗れる券（ソアリン（事前予約）に乗りました）
• マジカルミュージックワールド、クラブマウスビート、BBB、ビリーヴを良席で鑑賞

6月14日（金）の日程表（ふたり旅行記の場合）

6月15日（土）の日程表（ふたり旅行記の場合）

【レポ】ファンタジースプリングスの“知ってほしいトピックス”

ここからは、ふたり旅行記がFSを存分に楽しんだ中で、“皆様にもぜひ知ってから行ってほしい！”と感じたトピックスを、感想を交えながらご紹介していきます！

一般的なアトラクション情報や、フード紹介などのお伝えではなく、“ここは知っておいてほしい”という内容を中心にしています。アトラクションの詳細などの情報は、別途公式サイトや各インフルエンサーの発信をご確認ください！

ファンタジースプリングスホテルレストランの予約は“前日夜がねらい目”

FSホテルレストランとは、モーニング/ランチ/ディナーと終日ビュッフェスタイルで料理を提供しているレストランで、現在はFSホテル利用者に限り利用することができます。

ふたり旅行記は、バケパについていた朝食枠で、6月15日（土）の朝にFSホテルレストランの利用がすでに決まっていました。が、「FSにインする日の朝食は、あまりゆっくりレストランを楽しんでいる場合ではないかも…」と前日に気づき（遅い）、6月14日（金）バケパ初日にもFSホテルレストランを利用できるよう、予約獲得に向け奔走しました。

前日昼過ぎの時点では、翌日のFSホテルレストランの空き枠はほぼ出ていませんでしたが、夕方になると、午前中の空き枠が複数いきなり現れました…！

6月13日（木）の夜に撮影した、FSホテルレストランの予約可能枠のスクリーンショットです。このように、朝を中心に複数予約可能枠が登場しました。これはキャンセルが多数出たというよりは、前日に新たな枠が解放されている、という解釈のほうが実態に近いと思います。

SNSなどでも複数の方が「FSホテルレストランのキャンセル拾いは、前日夜がねらい目」とポストされていたこともあり、FSホテルレストランの予約が取れていない方は、利用したい日の前日昼過ぎから夜にかけて、ぜひ予約獲得に気合いを入れてみてください！

実際、FSにインする日の朝はとても早く、FSホテルレストランでゆっくり写真を取ることは難しかったので、レストランを2回利用するチャンスがあって本当に良かったと思いました。

なお、これはあくまで朝食利用しかしていない個人の感想ですが、料理については「激しくおいしい！」という感動はそこまでなかったので、後ろの予定を気にせず利用できる時間帯のレストラン予約が獲得できているのであれば、1回の利用で満足できると思います。

グランパラディラウンジの“事前予約なし・当日利用”

FSホテルにある「グランパラディラウンジ」は、美しく気品あふれるラウンジで、予約がとても困難です。バケパ予約完了後、すぐにバケパ特典で予約ができるのですが、それでも枠が埋まっているほどの人気。

前日までキャンセルを何とか拾おうと思いましたが、結局キャンセルが出た様子は一度も見られず、当日利用ができないか、ホテルの方に聞いてみました。すると以下の運用で当日利用の案内がなされていることが分かりました。（2024年6月14日時点の情報なので、今後運用ルールは変わる場合があります。）

グランパラディラウンジの事前予約なし・当日利用の運用ルール

• グランパラディラウンジオープンの12時から、当日利用の受け付けをラウンジ入り口付近で行う
• （12時より前に自主的に列を作って並んでいた場合でも、また、列がなく周辺で各々待機していた場合でも、当日12時に指定された場所でなければ列を崩して並びなおす必要があるとのこと。）
• グランパラディラウンジのキャストさんに、名前と人数、電話番号を伝える（この時、大体の目安時間を伝えてくれるが、前後する可能性は十分にあり。）
• 案内ができる用意が整ったら、キャストさんから伝えた番号に電話がかかってくるので、グランパラディラウンジに行って利用できる
• 「案内の用意が整いました」の電話が来た時に、パークにいてすぐにラウンジに向かえない場合や、直近にバケパのショー鑑賞予定が入っているなどの場合は、その電話で相談可能（※）

（※）案内可能の電話をもらったときにすぐにラウンジに向かえない場合、相談すること自体は可能ですが、柔軟に対応してもらえるとも限りません。具体的にどのような相談をして、結果どうなったかは、次の「ふたり旅行記のグランパラディラウンジ利用までの流れと注意事項」をご参照ください。

ふたり旅行記のグランパラディラウンジ利用までの流れと注意事項

• 12時に、グランパラディラウンジの当日利用枠の受付が始まる。
• ふたり旅行記はランドから、12時30分にFSホテルに戻り、当日利用枠の受付をしてもらう。
• その時点で、16時30分ごろの案内になる見込みだが前後する可能性も大いにあることを教えてもらう。
• 16時50分に「ご案内の用意ができました」の電話がかかってくる。
• 17時15分～バケパのクラブマウスビート鑑賞が入っており、電話で相談。「では、また用意ができ次第ご連絡します、何時以降でしたらご連絡OKでしょうか？」という主旨の質問をいただいたので「18時以降でお願いします」とのお伝えをし、終話。
• クラブマウスビート鑑賞が終わり、FSホテルに18時10分に到着。
• 18時16分、「ご案内のご用意ができました」との電話が、ラウンジからかかってくる。FSホテルにいるのですぐ向かう旨伝え、部屋からラウンジに移動。
• 18時25分、無事グランパラディラウンジに入店！！！

入店しても安心できない！グランパラディラウンジ当日利用の注意点

• 18時25分の入店時点で、ドリンクはすべて注文可能。
• フードメニューは「ツナのコンフィとセミドライトマトのタルティーヌ」のみ注文可能で、他はすべて完売or事前予約のみの利用で注文不可。
• ふたり旅行記は平日（金曜日）の利用だったのでまだフードが奇跡的に残っていたが、土日祝の利用はもっと早くにフードがなくなる可能性もある。
• 12時30分に当日利用受付→16時50分に1回目の案内可能電話→時間相談して18時16分に2回目の案内電話、という経緯だったが、日によって案内してもらえる時間は異なるので、何よりも優先度が高い！という方は、12時の受付開始時にラウンジ付近にいたほうがより確実。

入店後、フードで唯一注文できた「ツナのコンフィとセミドライトマトのタルティーヌ」です。（飲み物は、スパークリングワインをお願いしました。）とてもおいしくて、ボリュームもそれなりにあるので、ゆったり落ち着いた素敵なディナーとなりました。個人的には、また食べたいくらいおいしかったです！

FSホテルベルデスクでの荷物預かりと反省

ふたり旅行記はチェックイン当日の朝、荷物をFSホテルベルデスクに預かってもらいました。

舞浜駅にも「東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター」があり、荷物を預かってもらったりホテルに届けてもらったりできますが、FSホテル館内をいち早く楽しみたかった＆朝食をFSホテルレストランで予約していたので、朝7時30分ごろ、FSホテルに到着するように向かいました。

ベルデスクに荷物を預ける際の様子

7時30分時点で、数組ベルデスクに並んでいましたが、10分ほどで荷物を預けること自体は完了し、館内探検を始めることができました。同時間帯の東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンターの混雑具合は定かではありませんが、ベルデスクに行って良かったなと思います。

ホテルに戻ったあと、荷物を受け取るまで…

18時10分ごろ、ディズニーランドからFSホテルに戻り部屋に向かうと、朝ベルデスクで預けた荷物は部屋に置かれていませんでした。普段ディズニーホテルをほとんど利用しないので知らなかったのですが「基本的にベルデスクで預かった荷物はベルデスクで保管・受け取り」というルールとのこと！

21時30分過ぎ、ベルデスクに荷物を受け取りに行くと、パークから帰ってきたゲストで長蛇の列…。荷物を受け取るのに、30分くらいは待ちました…。

ベルデスクで預けるときに、部屋に入れておいてほしいと伝えると、その依頼に沿って部屋に置いてくれる（＝依頼がないのに部屋に勝手に入るというのがNG）というルールでしたので、FSホテルのベルデスクで荷物を預ける場合はぜひ、部屋に運んでもらえるよう併せて伝えておくことをおすすめします！

ディズニーホテルに慣れている方にとっては、当たり前の情報なのかなと思うのですが、ふたり旅行記としては初情報だったので、書かせていただきました（土下座）

当日朝、FSに入るまでにかかった時間

ふたり旅行記のFS当日朝の流れを、ご紹介します。

ふたり旅行記がエントランスに到着した後、続々とゲストの並び列が後ろにつながり、長くなりました。8時直前にエントランスに行けばすぐ入れるだろう、と考えていらっしゃる方は、少し早めにエントランスに到着できるよう、朝の予定を見直した方がよさそうです。

朝イチのFSは人が少ないので写真撮影しやすい

FSマジックを持っている人もしくはFSホテルに宿泊した人以外は、スタンバイパスやDPAを取得しないと、FSに入れません。ふたり旅行記は、スタンバイパスやDPAが朝イチから発行されていると思っていたのですが、どうやら、午前中の一定の時間までは、どちらも発行されていないようです。

したがって、スタンバイパスやDPAが発行されていない午前中のある時間までは、FS内は比較的混雑なく、写真などを撮るのにおすすめの状態と言えます。

FS内レストランでモバイルオーダーを上手に使う方法

初めてのバケパ×FSの方にはちょっとややこしい内容になりますが（私たちがまさにそうでした…）、以下の内容を把握して、モバイルオーダーを効率的に利用しましょう！

FS内のレストランの“モバイルオーダー”について

現在、FS内レストランはモバイルオーダーの予約がないと利用できないルールになっています。

通常のモバイルオーダーは１つ目の店舗の注文（モバイルオーダーの枠獲得）の直後に、別の店舗のモバイルオーダーをすることが可能ですが、FS内レストランは、Aの店舗のモバイルオーダー後、Bの店舗のモバイルオーダーができるまでに時間制限が設けられています。

FSにインした後、一日のレストラン利用をあらかじめ確定させておきたい！と思ってまとめて１日分のモバイルオーダーを取得しようとしても、１つ目の店舗のモバイルオーダーを取得してから、次の店舗のモバイルオーダーを取得できるようになるまでに、一定時間を要してしまうということです。

モバイルオーダーの取得に関する時間制限は、ディズニー公式サイトのFAQで以下の画像の通り案内されています。

公式サイトFAQ（以下）の記載も必ずご確認ください。

モバイルオーダーの枠の埋まり方や様子

朝9時の時点ではほぼ全枠空いている感じ、9時半近くになると、12時13時や19時といったいわゆる食事時の時間を中心にかなり埋まり始めていました。12時頃になると、夕方まで基本埋まってきており、16時以降の枠が中心という印象です。

ただ、いきなり近い時間帯の枠が空くこともあるので、リロードしながら空きを探せば、偶然モバイルオーダーが取得できる、という可能性もあります。

アプリの挙動が非常に不安定で、オーダー確定の直前になって、「利用できません」と何度も表示されるなど、謎のエラーに困惑したことが複数回ありました…。

バケパの「フリードリンク券」でモバイルオーダーなしでレストラン利用可能

バケーションパッケージ利用の方は、「フリードリンク券」が付いていると思います。この券はFS内レストランのドリンクも対象です。フリードリンク券があれば、対象となるドリンクのみにはなりますが、モバイルオーダーを取得しなくてもレストランの利用が可能です。

ルックアウト・クックアウトの「ピクシーダストソーダ」です。これもフリードリンク券で飲めるなんて、お得感すごい。

もちろんフードも食べたいですが、「まずはレストランの内装を見てみたい、一度ドリンクだけでも利用してみたい！」という方にとってはありがたいシステムです。

フリードリンク券×モバイルオーダーをうまく活用するには！

モバイルオーダーでは通常、レストランを利用する全員分の登録が必要になります。（３人で利用するのに、グループのうち２名だけの選択でオーダーしたら、２名しか店内に入れません。）

しかし、フリードリンク券を持っている場合、ドリンクのみではありますが「店内を利用する権利はすでに獲得している」状態です。したがって全員分のフードの注文を、グループ内の１名の名前でまとめてモバイルオーダーすれば、グループ全員がレストランに入れて、かつ全員がフードも食べることができる、ということになります！

この方法のメリットは、グループ内の１名しかモバイルオーダーをしていないので、今度は別の人の名前で、次の店舗のモバイルオーダーを立て続けに取得することができる、ということです。フリードリンク券とモバイルオーダーをうまく使うと、２名のグループなら２つのレストランを立て続けに、３名のグループなら３つのレストランを立て続けにモバイルオーダーできることになるため、とても計画の自由度が高まります！

ティンカーベルのビジーバギーに乗る前に映画を観よう

フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー、小さく短いアトラクションですが、とてもかわいくて色鮮やかで、昼間も夜も楽しめるアトラクションでした。（ふたり旅行記の周りでは、結構人気アトラクション。）

あまりに当たり前情報なので、いちいちSNSで説明されることもないのかもしれませんが、ビジーバギーに乗る前にできれば、観ておきたい映画がこちらです！

Disney+で観られる、映画「ティンカー・ベル」

この映画に出てくる世界やストーリーがまさに、ビジーバギーの世界観のもとになっています。また、この映画のティンカーベルは、ピーターパンに出てくるウェンディに嫉妬してしまうティンカーベルとは少し違う一面を見せてくれます（まあでも自分に自信がある、という点では共通しているかもしれませんが）。映画を観ておくと、キューライン含めていろいろなものの意味が分かってくるので、おすすめです！

FS予習で行ってよかった“ニューチャプター・ビギンズ展”

6月6日～9月30日まで、舞浜駅のイクスピアリで実施されている、ニューチャプタービギンズ展。大人1,300円で楽しめる展示とあって、「リーズナブルだから小規模なのかな？」と思いきや、情報量満載＆ディズニーシーへの愛が一層深まる内容になっており、大大大満足の内容でした。

ファンタジースプリングスの復習でもよいのですが、ふたり旅行記はネタバレ気にしない派なので、予習で行って良かったな…と思っています。300円引きになる条件なども記載されていますので、ぜひ公式サイトで情報をチェックしてみてください！

さいごに

この記事では、いわゆるアトラクションやフードの感想などは紹介せず、ふたり旅行記が実際にファンタジースプリングスに行ってみて「これから行く方にはぜひ知っておいてもらいたい」と感じた事項に特化してまとめてみました。何か参考になるものはありましたでしょうか？

海外のディズニーパークも大盛り上がりで魅力満載ですが、日本のディズニーもアツい！！ぜひ楽しんでくださいね！